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1975年生まれのベルギー人ピアニスト、作曲家、即興演奏家のJean-Philippe Collard-Neven(ジャン・フィリップ・コラール・ネヴェン)はあらゆる音楽における枠組みを超えた活動を続けている。彼の活動のなかでは、クラシック音楽、現代音楽、ジャズ、即興、シャンソン、エレクトロ、演劇、ダンス、映画、文学が出会う。とはいえ、何にでも手を出すエクレクティシズムとは異なり、この多様性は彼の中で、ひとつの同じ情熱の表現であり、彼の精神の自由さに由来する。そして、それは異なるスタイルやジャンルや時代の間にある壁を取り除き、それらの間につながりを織りなすのだ。
Jean-Philippe Collard-Nevenは幼い頃から、父親の膝の上でジャズの旋律や歌を覚え、彼が強く惹かれた映画音楽を、耳に聞こえた通りに奏でた。言葉を覚えるのと同じ時期に、即興したり、楽譜なしで演奏したりすることを学んだことは、彼の音や音楽との関わりの基盤となっている。それはJean-Philippeの中で、実に本能的で自然な行為なのである。学術的に音楽を学んだ後も、それが変わることはなかった。
また、彼のこのような自発的な学習は、音楽に優劣をつけさせなかった。ロックバンドの演奏であれ、弦楽四重奏であれ、彼の心に触れるすべての音楽は演奏すべき音楽であった。
初めに異なるジャンルや時代の区別をしなかったことは、それぞれの音楽の美に対して彼を敏感にさせた。
様々な分野の人たちとの出会いによって、彼の音楽性は作られてきた。往年のChet Bakerの名パートナーとして名高いコントラバス奏者、Jean-Louis
Rassinfosse、フランス人ヴィオラ奏者のVincent Royer、実験音楽の巨匠Luc Ferrari、ニューヨークの作曲家David
Shea、Jean-Luc Fafchamps 、Vinko Globokar、指揮者のパトリック・ダヴァン他、多くの人々から影響を受けたという。
1993年にデクシア・コンクールにおいて第1位を受賞、2003年には彼のベルギー音楽のための活動が認められ、ベルギー作曲家連盟のFUGA賞を授与されるという快挙を成し遂げた。
また、オクターヴの208年度のアーティスト賞も受賞している。
これまでにヨーロッパ各国を始め、チュニジア、チリ、メキシコ、ペルーなど世界中のフェスティバルに招待を受けている。
Jean-Philippeによる劇場のための音楽は、1枚のCD『Incidental music』に集められ、2006年にリリース、ここ日本でも大きな話題を集めた。この作品は、三部作の第1弾であり、第2弾はピアノの即興演奏による作品『Fleeting
Music』(いずれもsub rosaよりリリース)である。
2012年にリリースされる第3弾には室内楽の自作曲が収められる。
今秋にはレオシュ・ヤナーチェクのピアノ曲全曲集がFUGA LIBERAよりリリース予定。
ジャン・フィリップ・コラール・ネヴェンはモンス王立音楽院で室内楽と即興を教えている。
::selected discography::
albums:
Incidental Music (sub rosa,2009)
Fleeting Music (sub rosa,2010)
Between The Lines (flau,2011)
with Jean-Louis Rassinfosse
Regency's Nights (fuga libera,2005)
Second Move (fuga libera,2007)
interpretation:
The Man Who Was Already Dead (EMI,2000)
Michaël Levinas - Quatuor A Cordes N 1 (musidisc,2001)
Benoît Mernier - Les Idées Heureuses (cypres,2001)
David Shea - Classical Works II (tzadik,2002)
Miniatures (sub rosa,2003)
Alexander Knaifel, Agnus Dei - For Four Instrumentalists A Cappella (megadisc)
David Shea - The Book Of Scenes (sub rosa,2005)
Experience de vol (sub rosa,2008)
Luc Ferrari - Didascalies (sub rosa,2007)
Jean-Luc Fafchamps - Z(1) for alto, piano and electronics (fuga libera,2008)
Luc Ferrari - Didascalies 2 (sub rosa,2010)
official website
http://www.collardneven.com/ |